おばさん構文とは|特徴&例文を解説!イタい原因はガラケー文化にあり

若者をギョッとさせる、おばさん構文

自分としては普通の文章を送っているつもりでも、若者をドン引きさせているかも…💔

今回は、おばさん構文の特徴や例文をご紹介します!

おばさんらしさとは、「若者についていきたい」という焦りや、過去の流行の幻影から生まれるもの……。おばさん構文の特徴をつかみ、無理のないコミュニケーションにつなげていきましょう!

おばさん構文とは|意味を解説

おばさん構文とは、「中高年の女性が使いがちな言い回し」です。

おばさん同士で送り合う分には問題ありませんが、若者に送った場合は「ゲッ……おばさん臭い」「世代の壁を感じる……」と思われてしまいます。

おばさん構文を送りやすいのは、30代半ば以降の女性。つまり、ガラケー文化を通ってきた世代です。

なぜならおばさん構文は、ガラケー時代に流行したニュアンスを存分に取り入れているから。スマホ世代の若者たちにとっては、どうしても古臭さを感じてしまいます😭💦

おばさん構文の特徴&例文

ここでは、おばさん構文の特徴を詳しく掘り下げていきます!

「普通の文章を送っているだけなのに、なぜかおばさん臭い……」という場合は、絵文字や文章量などを要チェック。おばさん構文の隠しきれない特徴をつかみ、改善点を探してみましょう!✨

とにかく絵文字が多い

おばさん構文は、とにかく絵文字が多いのが特徴!📱

そもそも昨今の若者は、必要最低限しか絵文字を使わない傾向にあります。しかしおばさんたちが生きてきたガラケー時代は、「絵文字を使うほどイケてる」という風習がありましたよね。

令和の時代でも平成の流行を引きずり、ひたすらに絵文字を並べてしまいます。テキストを開いた瞬間飛び込んでくる絵文字の情報量に、若者はドン引き!

おばさん構文の例文

〇〇君、こんにちわぁ😚💖最近、寒くなってきたよね⛄💦ちゃんと温かくして、風邪🤧をひかないように👏👏気をつけてね‼️💕✨

小文字の「ぁぃぅぇぉ」が多い

おばさん構文の大きな特徴として、小文字の「ぁぃぅぇぉ」が多いことも挙げられます。

小文字文化も、まさにガラケー時代の流行!当時ギャル文字が流行った際に、垢抜けたテキストを作成するために活用されました。

しかし時は過ぎ、今の時代に小文字を使っているのはおばさんだけです🥹

おばさん構文の例文

昨日ゎ、仕事手伝ってくれてぁりがとぉ😍😍今度、ぉ礼にごはん🍴オゴらせてネ🥰💄💖でゎでゎ、オヤスミ~( *´艸`)💕💕

無駄なカタカナが多い

無駄なカタカナ使いも、おばさん構文の特徴の一つ。

とくに「~と思いマス」「~って言ってたんだケド」など、語尾や接続詞のカタカナはおばさん臭がプンプン!😭

受け取った側は「母親が送ってくるLINEみたい」「親戚のおばちゃんみたい」と感じることでしょう。普段の文章の一部をカタカナにされているだけなのに、なぜか居心地の悪さを抱いてしまいます。

おばさん構文の例文

今日も、お疲れさまぁ😝😝😝残業ばっかりでイヤになっちゃうょネ~😭💦私は、もうクタクタで、ベッドで横になってマス(=_=)💤

無駄にテンションが高い

全体的にテキストのテンションが高いことも、おばさん構文の特徴です。

もちろん明るい文面を送ること自体は、悪いことではありません。しかし昨今の若者のテキストコミュニケーションは、クール&ドライなニュアンスが主流です。

絵文字はもちろん、記号や顔文字の使用も最小限であることが一般的。元気100%な文面は、それだけで世代間ギャップを生んでしまう要因になるでしょう。

おばさん構文の例文

オッハー🌞‼️昨日は楽しかったネ⤴⤴⭐💕20代だったらオールしてたかも💃🍷←そんなに若くないだろ🤣ワラ 次はぜひ、忘年会で(*^。^*)🎵💖

文章量が多い

一度に送る文章量が多いことも、おばさん構文ならではの特徴です。

若者のLINEでは、基本的に1~3行程度のコミュニケーションが主流。追加の文章があれば、短文を連投する形で送信します。

しかしおばさん構文では、一度に10行以上もの(若者にとって)超長文が送信されます。受け取った側は、開いた瞬間に「長っ!日記かよ……」とドン引きすること間違いなし💔

おばさんらしい語尾が多い

おばさんならではの語尾や言い回しが多いことも、おばさん構文の特徴です。

たとえば「~だわよ」「うふふ」「~だと思うの」など、一見すると女性らしい言い回しには要注意!⚡

上品な印象を与えようとしているのかもしれませんが、実際に使っているのはおばさんしかいません……。

おばさん構文の例文

あらら、残念だったわね😅😅もしかして、応援パワー🔥✨が足りなかったかしらぁ❓❓なんちゃって😽💖次は必ずうまくいくわよぉ~✊⤴

おばさん構文が生まれる理由・原因

ここでは、おばさん構文が生まれてしまう原因をご紹介します。

おばさんたちだって、好きでおばさん構文を作っているわけじゃない!😭

アラサー・アラフォー・アラフィフの女性たちが青春を生きた時代を知り、おばさん構文が生まれる背景を学んでみましょう。

ガラケー時代の「センター問い合わせ」の弊害

ガラケー時代は、メールを自動で受信できませんでした。

毎回「センター問い合わせ」の作業をおこなって送受信をしていたため、今のような短文のやり取りがしにくかったことが、おばさん構文特有の長文の原因です。

一度に多くの文章量を送るのは、お互いに問い合わせの負担を減らすため。まるで手紙のように、1回のやり取りに情報を詰め込むのが当たり前だったのです。

ガラケー時代のギャル文字全盛期の弊害

ガラケー時代は、まさにギャル文字全盛期

どれほど読みにくくても「ギャル文字を使っているほどイケてる」「絵文字や顔文字が多いほどイケてる」というイメージが蔓延していました。視覚的に派手なテキストであるほど、トレンドをつかんでいる!という印象があったのです。

しかし時代は流れ、今のテキストコミュニケーションはシンプルイズベストな時代。平成ギャル時代に取り残されたおばさんたちは、いまだに過去の流行を追い続けています……。

若者ぶりたい気持ちの現れ

おばさん構文が生まれてしまう理由としては、若者ぶりたい気持ちの現れも挙げられます。

「まだまだ自分はイケてる!」「若い子にも余裕でついていける!」という気持ちが災いして、若者ぶったテンションの高い文章が生まれてしまうのです。

しかし「若者が送るテキスト=テンションが高い」は、過去のイメージ。今の若者のテキストは、絵文字も記号も最小限で、むしろドライな傾向にありますよね。

時代の変化により「若者」に抱くイメージが異なっていることで、「若者ぶっているのにおばさん臭い」というチグハグな構文が生まれてしまいます。

おばさん構文を卒業したい!具体的な改善方法

おばさん構文を卒業するために心がけたいポイントは、以下の4つ!

  • 絵文字・顔文字を意識的に減らす!
  • 絵文字は一度に1つまで!
  • 語尾の「~」は禁止。使うなら「ー」!
  • 文章量は、多くて5行以内にまとめる!
  • 「ぁぃぅぇぉ」と「無駄なカタカナ」は今すぐ止める!

とくに「絵文字を連続で使った表現」は、おばさん臭さが非常に高まる原因に。一度に使う絵文字は1つに絞り、テキストの色味を抑えるように心がけましょう。

また「楽しかったよ~~😊😊」などの「~」も、おばさん構文らしさが高まります。なるべく語尾は伸ばさず、伸ばす際も「ありがとうー!」のように「ー」を使いましょう!

脱・おばさん構文!無理をせず、等身大のコミュニケーションをとろう

今回は、おばさん構文の特徴・例文をご紹介しました!

おばさん構文はおじさん構文と異なり、下心やスケベな印象はありません。その代わり、若者に一生懸命ついていこうとする「必死さ」が現れており、おじさん構文とは違った痛々しさや気持ち悪さを感じさせます。

おばさん構文を卒業するためには、まず「若者らしく見られたい」という気持ちを手放すこと!本来の自分らしいコミュニケーションを尊重することで、年相応の魅力が出てきます👏✨

若者もいつかおばさんになります。そして、おばさんは若者にはなれません。今の自分ならではの表現を大切にして、より自然なコミュニケーションにつなげていきましょう!

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