「まだTwitterって言ってるの?」いつの間にか呼び方が変わったものたち

時代や企業の変化とともに、当たり前だった呼び名が変わっていくことってありますよね。
常識だと思って使い続けている言葉でも、若者にとっては「ダサっ!」「古い……」と思われてしまうかもしれません。
今回は、いつの間にか呼び方が変わったものをご紹介します!今の名称をコッソリ学んで、恥ずかしい思いをしないように意識していきましょう✊
TwitterがXになったのはいつから?理由は?

TwitterがXになったのは、2023年7月24日からです。
名称の変更に応じて、細かな名称も変わっています。
- ツイート→ポスト
- リツイート→リポスト
- 引用リツイート→引用リポスト(「引リツ」の略称はそのまま)
Twitterの名称が変更になった理由は、おもに以下の3つが該当します。
- 言論の自由を守れるアプリとしてさらに展開するため
- tweet(鳥のさえずり)のように、短い文面のみでやり取りする状況ではなくなったから
- 自社のブランド力を向上させるため
XはTwitter時代に、イーロンマスク氏の子会社である「X Corp」に買収されています。自社の名称を用いることでブランド力を向上させるとともに、イーロン氏の抱く「包括的なコミュニケーションと金融業界の管理」というビジョンを前進させた、という見方があります。
また現在のXは、写真や動画を自由に添付できるだけではなく、プレミアムユーザーになることで文字数の制限も撤廃されます。実装当初の「140字以内のテキストSNS」という構造はすでに破綻しているため、Twitterの名前にこだわる必要もなかったのでしょう。

X実装から1年半以上が経過し、日本でもTwitterと呼ぶ人は減ってきています。しかし英語圏では、いまだにTwitterと呼んでいる人も多いようです。
確かに英語圏での「X」は、日本語でいえば「あ」や「う」のようなもの。固有名詞として特徴的なTwitterのほうが、より言いやすく馴染み深いのかもしれませんね。

アメリカでは「TwitterのことをXと呼んでいるのなんて、たった1人だけだよ」というジョークもあるのだとか😂
とはいえ、日本でTwitterと言えば「まだその呼び方をしているの?」と思われるのも事実。まだTwitterと呼んでいる人は、ぜひ今日からでもX呼びに変えていきましょう!
いつの間にか名称が変わったもの13選

ここでは、X以外にも名称が変わったものをご紹介します!
ついポロリと言ってしまうと、おじさん・おばさん扱いをされてしまうかも。現代に合わせた名称に変え、今ドキの呼び方を使いこなしていきましょう!
巻き戻し
おじさん・おばさん用語の筆頭!ビデオテープ時代の「巻き戻し」は、「早戻し」に変更されています。ご家庭のリモコンを見ても、早戻しの表記になっているはず!
日射病
日射病は、2000年から「熱中症」の名称に統一されています。もともと日射病は、室外で直射日光に当たることで発症する症状でした。熱中症は室内外にかかわらず発症する点で違いがありますが、現在は同じ呼び方となっています。
スチュワーデス
客室乗務員であるスチュワーデスは、女性差別用語として「キャビンアテンダント」に変更されました。そのためスチュワーデスの略語である「スッチー」も、現在では死語となっています。
看護婦

看護婦は、2002年から男女ともに「看護師」に統一されました。背景には男女平等への考え方があり、看護の仕事に性差はないことから変更されています。
体育の日
国民の祝日である体育の日は、東京オリンピックが開催予定だった2020年から「スポーツの日」になりました。現在スポーツの日は、10月の第2月曜日に定められています。
写メ
写メールの略称である写メは、まさに死語!現在のスマホは、写真や動画を送れて当たり前ですよね。呼ぶ際は、写真・画像などの名称が一般的です。
ズボン
男女の着用に関係なく、ズボンはいつの間にか「パンツ」と呼ぶのが当たり前に。同様に、デニムパンツを指した「ジーパン」も現在は「デニム」と呼ばれるようになっています。
出会い系サイト

出会い系サイトは、現在では「マッチングアプリ」と呼ばれるようになりました。しかし厳密にはこの2つには違いがあります。
そもそも出会い系サイトは、大人の関係を目的としたポイント制のサイト。マッチングアプリは、恋活や婚活を目的とした月額定額制(無料もあり)のアプリです。
そのため、友達探しや恋人探しのつもりでマッチングアプリを使っている人に「それ出会い系サイトと一緒でしょ?」と言うと、不快な思いをさせてしまうかもしれません。
センター試験
センター試験は、2021年から「大学入試共通テスト」に。大学入試共通テストはセンター試験と比べ、思考力・判断力・表現力などの非認知能力(数値化することが難しい内面的なスキル)を重視する傾向になりました。
成人病
成人病は、1996年に「生活習慣病」に名称を変えています。両方とも病気の内容は変わりませんが、成人病時代は「年齢とともに病気の発症は避けられない」という考えがありました。
現在は「生活習慣の改善によって病気を抑えられる」という考えが持たれており、名称の変更に至っています。
肌色
現在、肌色は「うすだいだい」や「ペールオレンジ」と呼ばれています。理由は、人の肌の色への固定観念を防ぐためです。実際に小さな子どもたちが使うクレヨンや色鉛筆などでは、肌色の名称を使っていません。
OL(オフィスレディ)

OLは、オフィスレディの略称。女性の社会進出にともない、働く女性を特別視することは差別的だという考えが広がってきました。その結果「レディ」が撤廃され、現在は男性社員と同様に「女性社員」と呼ばれるようになっています。
タンバリン
小学校の音楽の授業でおなじみのタンバリン。しかし令和の子どもたちは、「タンブリン」の名前で親しんでいます。タンバリンが当たり前の世代にとっては、少し衝撃的ですよね。音楽メーカー「ヤマハ」の公式サイトでも、現在はタンブリンの表記が採用されています。
時代による言葉の変化は、楽しんだ者勝ち!

今回は、いつの間にか呼び方が変わったものをご紹介しました!
ものの名称は、デバイスの変化や技術の進化によって変わっていきます。今当たり前のように使っている言葉も、数年後には死語になっているかも!
世の中の移り変わりにアンテナを貼りながら、言葉の変化を前向きに楽しんでいきましょう✨