自分が10代の頃、時代遅れの言葉を使うオジサン・オバサンたちに対して、ウザさや面倒臭さを感じた経験はありませんか?
「自分はそんな大人にならない!」と思っていても、死語は時代とともに移り変わるもの。気づかぬうちに、堂々と死語を使っているような大人になってしまっているかもしれません!
今回は、令和最新の「死語」をご紹介します!
死語とは|今は使われない言葉・古くてダサい言葉

そもそも死語とは、「かつては使われていたが今は使われなくなった言葉」を指します。
現代においては「時代遅れの言葉」としても捉えられ、使っていると「古臭い」「ダサい」「遅れている」と思われてしまうことも。

死語と知らずに使い続けていると、周りに引かれてしまっていることも!
若者はもう使わない!令和の死語25選

それではいよいよ、令和では使われない死語を紹介していきます!
「普通に使ってる!」と思った人は、死語を手放す大チャンス。「今気づけてラッキー!」と気持ちを切り替え、今の時代に合った言葉をチョイスしていきましょう!
マジ卍(まんじ)
マジ卍は、気持ちやテンションが高まっているときに使われていた言葉。SNSでも使いやすい言葉でしたが、流行が始まったのは2017年。若者にとっては遙か昔です。
写メ
写メは「写メール」の略語で、携帯電話やパソコンにおける画像送受信サービスを指します。写メのサービスが展開された当時は画期的でしたが、今ではスマホで写真を送れるのは当たり前。「写真のやり取りが珍しかったおじさん・おばさん世代」特有の言葉となっています。
タピる

タピるは、ジュースを含むタピオカ食品を食べる・飲むときの言葉です。2018~2019年を中心としたタピオカブームの際に広まった言葉ですが、現在ではブームは下火に。タピるを使っているのはおじさん・おばさんだけ!

今タピオカを飲んでいるのはおじさん・おばさんだけよ。
激おこぷんぷん丸
激おこぷんぷん丸は、怒りの感情が昂っているときに使われる言葉です。おこ→激おこ→激おこぷんぷん丸と、怒りのボルテージによって使い分けられていました。
ぴえん
ぴえんは、2018年頃から使われるようになった言葉です。泣いている様子や、悲しくてウルウルしている様子を表すために使われます。現在でもギリギリ使われている表現ではありますが、中高生は「もう少し古い」と感じつつあるようです。
~なう

~なうは、SNSの投稿において「自分が今いる場所、していること」を表す言葉です。たとえば「東京駅なう」「シ-シャなう」のような形で文章の末尾に使われます。便利で使いやすい言葉ですが、現在は古臭いイメージがついてきました。

確かに、もうアラサー以上しか「~なう」って言っていないかも……。
めちゃくちゃ
今の若者にとって「めちゃくちゃ」は少し古い印象。「めちゃ」や「めっちゃ」のほうが今風の表現とされています。同様に「マジで」にもおじさん・おばさん臭さを感じる傾向にあるため、若者と話す際は要注意!
マ
マは「マジで?」の略称。「それマ?」→「マ!」のように、コミュニケーションの一環で使われていた傾向にあります。2017年にはギャル流行語の1位に輝きましたが、今となっては少し時代遅れの言葉になりつつあります。
り・りょ

り・りょは「了解」の略称です。友達同士でカジュアルに使いやすい言葉なので、アラサー・アラフォーでも使っている人は多いでしょう。言い方を変えれば、おじさん・おばさん世代が使い始めたことによって若者の間では廃れていきました。

今日まで当たり前に「りょ!」って言ってた自分が怖い。
KY
KYは「空気が読めない」の略称で、周りが見えていない発言・行動をしている人に対して使われる言葉でした。もともとは女子高生の間で広まった言葉ですが、時代とともに死語に……。
ケータイ
ケータイは、文字通り携帯電話の略称。しかし今では携帯電話よりも「スマホ」が当たり前の世の中ですよね。スマホのことをケータイと読んでいるだけで、おじさん・おばさん認定!若者は心の中で引いています。
しごでき

しごできは「仕事ができる人」の略称。仕事の能力が高い人を指すスラングで、もともとはホストやキャバクラなどの水商売で働く人に対して使われていました。現在では他分野のビジネスでも用いられていますが、若者言葉としては廃れつつあります。

作業が早い人に対して、褒め言葉で使っちゃいがち!
パリピ
パリピは「パーティーピープル」の略で、賑やかな場所で陽気に騒ぐのが好きな人たちを指します。『パリピ孔明』のように漫画のタイトルにもなるほど広まりましたが、現在は少し古い言葉になりつつあります。
合コン
現代の若者は「合コン」と言われると「出会いにがっついている人」という印象を受け、引き気味に。代わりの言葉として「飲み会」や「食事会」などの言葉を使う傾向にあります。
ググる

ググるは「Googleで検索する」の略称で、現在では多くの世代が使っています。しかし昨今ではAIが活躍し、検索といえばGoogleというイメージが薄まってきました。

最近は、普通に「調べる」って言ったほうが無難みたい。
花金
花金は、翌日の仕事を気にせず楽しめる金曜日を指します。しかしフレックス制の導入や働き方の多様化により、金曜の夜や土曜日でも働いている人が増えましたよね。現代では花金は、昔っぽい働き方ならではの言葉として受け取られます。
やばたにえん
やばたにえんは、2013年頃から女子高生を中心に広まった言葉です。「ヤバい」と同じ意味で使われ、2016年にはギャル流行語大賞にも選出されました。今ではひと昔前の時代言葉として認識されています。
ガーン

ガーンは、ショックを受けたときの表現の一つ。会話・漫画・ドラマとさまざまなシーンで長らく使われていましたが、いよいよ昨今では死語として認識されつつあります。

ガーンって言わなくなったよね!最近は漫画でも見なくなったな~。
ふぁぼる
ふぁぼるは、SNSの投稿に「いいね」をつけることを指します。かつてX(旧Twitter)のいいねが「favorite」だったことから広まりました。現在は「like」に置き換わったことで、ふぁぼるも廃れていきました。
マブダチ
マブダチは、親友を指す言葉です。「マブい友達」の略称ですが、そもそも「マブい」が1970年代に生まれた死語であることから、マブダチも自然と廃れ気味に。とくに成人後の大人が使っていると、ヤンキーのような痛い印象を受けてしまいます。
ロートル

ロートルとは、もともとは中国語の「老頭児(年寄り・老人)」という意味です。日本では「旬を過ぎた人」というスラングで広まりました。いわゆる「オワコンの人」と同義ですが、オワコンもそもそも死語……。

人の悪口になるような言葉は、廃れても悲しくないかも!
インスタ映え
インスタ映えは、Instagramに映えるオシャレな写真や華やかな写真、またはスポットやアイテムなどを指します。昨今ではキラキラした投稿よりもナチュラルで洗練された投稿のほうがウケる傾向にあり、華美な印象のあるインスタ映えは言葉とともに廃れつつあります。
リア充・非リア
リア充・非リアは、それぞれ「リアルが充実している人」と「リアルが充実していない人」を表す言葉です。2005年頃からインターネットを中心に広まりましたが、若者の間では下火になりつつあります。
ジャケ買い

ジャケ買いとは、おもにCDを「ジャケットのセンスだけで判断して購入すること」を指します。しかし昨今ではサブスクの拡大により、曲を聴かずに買う機会は減りましたよね。そのためジャケ買いは、一定以上の年齢のみの習慣になっています。

ジャケ買いだからこそ出会えた作品もあったから、少し寂しいかも。
飲みニケーション
飲みニケーションは、飲み+コミュニケーションが組み合わさった造語です。お酒を通してお互いの交流を深める意で広まりましたが、昨今は「お酒を強要する=ハラスメント・ダサい」というイメージが一般化。コロナ禍の影響もあってお酒の場が減ったことにより、飲みニケーションの言葉も下火になりました。
死語は時代とともに変わる!トレンドをチェックして言葉を楽しもう
今回は、令和で時代遅れになった死語をご紹介しました。

当たり前のように使ってしまっている言葉があった……心が痛い……。

今日からでも使うのをやめれば大丈夫!
いま若者言葉としてトレンドになっている言葉の多くも、数年後には死語になってしまっているでしょう。時代の流れを敏感に察知しつつ、トレンドを楽しんでいきましょう!
自分が若い頃に使っていた言葉は、いつの間にか死語になっているもの。